JFA会長再選の反対票ゼロから考える組織の独裁化による弊害

社会の考察

こんにちは、ENGかぴです。

私は、サッカーが好きでワールドカップはサッカー好きにはたまらないイベントです。今回は、JFAの会長選から考えた組織の独裁化の弊害について記事にしたいと思います。

JFA会長の再選

日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長が再選されました。田嶋会長と言えば前回のワールドカップの直前に日本代表監督であったハリルホジッチ監督を解任して西野監督(現タイ代表監督)を昇格して監督に据えるなどの判断をした人物です。YAHOOニュースで再選に関する記事があります。

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ここで驚きなのは、反対と白票が0である点です。会長選は一人だけ候補したのが田嶋会長であったため、当然であるともいえます。しかし、対抗馬として他の候補が立候補できる環境だったのか焦点になると思います。

会長選挙廃止まで盛り込んだ新体制をスタートするとあることから他の候補が立候補できるだけの環境が整っていないことが読み取れます。つまり、他の候補となりえる人が現体制に不満があって立候補したくても保身のため立候補しないという環境になっているということだと思います。

仮に反対票が数票あったとしたら造反とみなして犯人探しに躍起になっているのだと思います。ハリルホジッチ監督監督のワールドカップの直前での解任や現在の日本代表の低迷や女子サッカーの代表についても高倉監督の状況においての成績は思わしくなく、現在の体制に不満を持っている評議員はいるはずなのです。

このままいくと、オリンピック直前で監督を解任する暴挙に出る可能性も否定できません。結果が出ないことの責任を監督に押し付けて自分の任命責任をとらずに3選、4選と進んでいくことに疑問を感じるのです。

前回のワールドカップの総括

サッカー好きなので、前回のワールドカップについて総括してみたいと思います。ロシアワールドカップでは、西野監督が率いるメンバーにおいてコロンビアに勝利したり、セネガルに引き分けポーランド戦については戦略的な戦い方をするなど監督の手腕によってなんとか結果が出たように感じます。

歴史をIFで語ることは、意味のないことかもしれませんがハリルホジッチ監督であってもそれなりに結果になったのではないかと考えています。ハリルホジッチ監督はワールドカップの直前で解任されてしまいましたが、監督としての勝率は悪くなかったのです。38試合を見ると21勝9分け8敗で勝率は55%であり、データだけで判断したのなら手腕を否定されることはおかしかったのです。

一部の選手が不満を述べていたと報道にもありましたが、真偽のほどは今となっては分かりません。スポンサーの意向をくむ必要があったのかもしれませんが、データ上の成績が悪くない状態での監督の解任劇は、独裁権力を使うことで成り立っているように感じます。

ハリルホジッチ監督でワールドカップを戦ったうえで、ワールドカップの総括を行い、日本人監督として西野監督や森保監督(現日本代表監督)を候補として決めて運営していれば現在のように迷走していなかったのではないでしょうか。

現在の日本代表の試合を見ているとハリルホジッチ監督が推進していたデュエルが足りないように感じます。その結果、相手のプレスが強くなるとバックパスが増えてカウンターでやられるもしくはボールをロストして攻めきれなくなるパターンが多いように感じます。

組織の独裁化は衰退の始まり

組織が独裁化すると、独裁者の手腕がよけば組織は一時的には発展すると思います。話し合ってもなかなか決まらない場合、鶴の一声でもいいので独裁的に権力を使って物事を進めたほうが良い場合もあるのです。しかし、権力に酔いしれてわがままになってしまうと組織は衰退していきます。

独裁によって発展を遂げた例を挙げると中国の経済成長があります。現在は中国共産党による事実上の一党独裁体制となっており、習近平国家主席の指導の下で一帯一路を掲げ全世界をシルクロード化しようとしています。また、中国製造2025によって半導体事業も国産化していくことを推進しています。経済の爆発的成長ができたことを考えると民主主義よりも独裁が優れている面もあるということになります。

近年では米中貿易による影響から経済は失速してはいますが、一党独裁による判断の速さは民主主義ではありえないことなので独裁者の手腕が良ければ発展への起爆剤になりえると言えます。

独裁の失敗した例を見てみましょう。ロシアの歴史を見ると分かります。ロシアに国名が変わる前のソ連においては社会主義を掲げた独裁国家でありました。スターリンは約30年間ソ連を支配することになりますが、支配時においてソ連共産党の委員などを多数粛清したいたことや多くの自国民を殺害していたこと暴かれ世界に衝撃を与えています。

社会主義のもと独裁を続けてきた結果、国民は働くことに対して意欲を失っていき農業や工業が停滞してしまいました。国家の計画に基づいて働くことが当たり前になっていたことから創意工夫をしなくなってしまったことが原因です。

強すぎる独裁権力によって、組織(国家)が監視下に置かれると独裁勢力に対して反対の意思を表明することが出来なくなってしまいます。独裁者に手腕がなかった場合、組織(国家)は衰退していきます。

組織のトップに立つ人物が、カリスマ的な手腕をもって判断して組織が発展していくケースもあることから、独裁的に権力を使用することは時によっては必要になると思います。しかし、組織の内部が委縮するような独裁権力においては弊害しかないと思います。

日本サッカー協会(JFA)も組織内で物言えない環境になっているとしたら日本のサッカーの発展の足枷になると思います。ワールドカップの総括をしないまま会長選挙の廃止・女子サッカーの発展・指導者と審判員の養成という方針を掲げられても説得力を感じないのは、私だけではないと思います。

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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