オリンピックが開催された喜びと政治利用による残念感

社会の考察

こんにちは、ENGかぴです。

2021年7月23日に1年遅れの東京オリンピックが開催されました。蛇口をひねれば給湯器をOFFしていてもお湯が出てくるような暑さの中でアスリートたちは必死に競技を行っています。そんなアスリートたちを見ていると活力が湧いてきそうです。

オリンピックが開催された喜び

オリンピックが1年延期されただけでもアスリートにとっては引退するかコンディションを維持できるかが問題となります。オリンピックが商業的になりすぎているという負の側面はありますが4年に一度のスポーツ祭典であり、1964年以来日本でオリンピックが開催されることは喜びでもあります。

将来のアスリート候補が見ている

私も子供のころテレビで見たオリンピックの影響を受けて水泳を習い始めたり卓球の練習をしたりとスポーツに興味を持った時期がありました。普段スポーツに興味のない子供たちが目覚めて将来オリンピックに出場するまでのアスリートになる可能性を秘めています。

普段見ることのない競技でもテレビで放送されていて日本の選手が活躍している場面を見ると応援してしまうことがあります。競技を知らなくても応援して結果に一喜一憂する姿を子供たちに感じさせることは大切なことであると感じています。

オリンピックが無観客になったことは将来のアスリート候補になりえる子供たちが試合の空気感を身近に感じる機会を奪っているに等しいため残念に感じます。

見てるだけで運動しているのと同じ

本記事を書いている現在は卓球のダブルスの試合がドイツとの死闘が終わっていました。試合は最終ラウンドまでもつれ負けたかなと思うほどの状況から逆転勝ちしました。

ハラハラドキドキでしたが水谷選手や伊藤選手が1点を決めるとガッツポーズをとるなどしながら観戦していました。

愛用しているFitbitから何やら通知が来ました。「ゾーン獲得」による通知であり心拍数が運動している状態で維持されていたようです。つまり応援してハラハラドキドキすることが運動しているのと同じ効果であると言えます。

fitbit charge4の運動と睡眠データで感じた特徴と評価

混合ダブルスで卓球強豪国の中国を破り卓球競技初の金メダルを取れた瞬間はボルテージもMAXになりゾーン状態が続きました。

同様なことがサッカーの試合でも確認できています。男子サッカーで久保選手のコールから試合終了までのディフェンスのハラハラドキドキや女子サッカーで岩渕選手の同点ゴールからディフェンスに追われてハラハラしていた時もゾーンでした。

興味のある競技であればよりゾーンに入りやすくなり観戦しているだけでスポーツしているのと同じ効果が得られることはスポーツ観戦の良さであると感じています。

ホームなのにアウェイ感

東京オリンピックというからにはホームで試合をしている感覚をアスリートに与えて鼓舞したいという思いがありましたが見事に打ち砕かれました。サッカーの試合にしても歓声が聞こえずバレーボールにしても同様で非常に残念に感じます。

テニスの選手で無観客で開催するのなら参加を辞退する選手や出場を考え直すことを発信しているアスリートもいました。普段大きな歓声の中で競技を行っていたアスリートにとって無観客の状況は普段と違う環境になってしまうためコンディションに影響するのかもしれません。

オリンピックよりも1か月ほど前にユーロ2020が開催されていましたがイングランド代表とイタリア代表の試合の観戦にはスタジアムが満員になっていました。ワクチン接種が遅れていると言われている日本において感染者がイギリスよりもかなり少ない状態での無観客の決定には疑問を感じるのも無理はありません。

日本ではプロ野球やサッカーの試合を有観客でやっているにもかかわらずオリンピックだけは無観客というのは納得がいかない方も多い感じます。

オリンピックを政治利用するメディア

オリンピックが開催されると決まっているにもかかわらず、オリンピックを中止すべきだというような一部メディアや無観客の決定に誘導した政治家がいるようです。

東京都知事の動き

小池氏は見事な策士ぶりで都議会選挙で思ったほど票が伸びなかった自民党はオリンピック後の感染拡大が指摘されメディアから叩かれることを恐れて無観客にすることや緊急事態宣言を出してしまいました。

最終的に緊急事態宣言を出す判断をした菅首相に責任はありますが、緊急事態宣言を出すように誘導したのは小池都知事や二階幹事長だと言われています。裏では小沢氏も加担しているようです。

小池都知事は衆議院選挙への出馬に対して「頭の片隅にもない」と発言していますが片隅に無いのであって「頭の中央にある」と言い換えることができるため国政に復帰する可能性は排除できません。

都議会選挙による都民ファーストがそれなりに善戦できていることを考えると影響力は維持できていると判断して無所属で出馬して国政復帰することも十分にあり得ます。

政局のためならコロナまでも利用

コロナが感染拡大することを理由に無観客を決めましたが、選挙に向けてコロナの拡大によってマイナス面が出ないように先手を打ったというのが第4回目の緊急事態宣言につながってしまいました。

医療が逼迫するのは矛盾していると言えます。日本は医療大国と言われるほど人口当たりの病床数が多くECMOの数も世界トップクラスの多さです。医療逼迫の原因は大きく以下の2点です。

  • 行政の怠慢(原因を追究せずに行動制限だけ)
  • 医療の非協力(医師会の反発)

緊急事態宣言を出す根拠も説明しないまま何度も行動制限をかけていることは何も考えていないというのと同じであり第二種感染症からの変更について1年前から議論が出ているもののいまだ動きがないことは行政の怠慢であると言えます。

医師会についてもコロナ患者を受け入れることで風評被害を受けることや利益が取りにくいこともあり非協力的な態度を取り続けていました。一方で金のなる木ともいえるワクチン接種には諸手あげて全面協力しています。

現政権を引きずり落すためならコロナまでも利用しようとする勢力によって菅首相は追い詰められたように感じます。

感染拡大の批判を恐れ決断ができなかった菅首相

東京オリンピックは無観客を菅首相が決めたように報道されていますが本来なら東京都知事である小池都知事の責任です。菅首相の会見においても無意味に緊急事態宣言を出すだけで国民の心に刺さるような言葉もなくただ苛立ちのみが先行してしまっています。

オリンピックを有観客にして感染拡大すれば批判され無観客にするとチケットを購入して楽しみにしていた人たちから批判を受けてしまいどちらにしても批判を受けることになります。

コロナの現状を説明し十分に感染対策が行えていることや有観客でも安全なオリンピックが実施できるように東京都をサポートする姿勢を明確に説明できていれば支持率を落とすことはなかったと思います。

日本が誇るスーパーコンピューターである富岳によるシミュレーションで「オリンピックを有観客で行っても感染拡大する確率は1%未満」となったことや国民一人一人の感染対策によってここまで低い水準に感染が抑えられていることに感謝を添えて「一生に一度の日本開催になるであろう東京オリンピックを国民の皆様が一団となって成功させましょう」と声高々に会見できていれば選挙も安泰だったでしょう。

選挙や景気は国民のムードで決まるものなので緊急事態宣言を出さずにオリンピックも有観客で盛り上げて国民の気持ちを高揚させることが一番の選挙対策であったように感じます。

取り巻く環境によって仕方のないことだったと推察できますが守りに入って逆に支持率を落としている菅首相はセンスがないとしか言いようがありません。青木率も危険水準に近づいています。

青木率は内閣支持率と与党第一党(自民党)の政党支持率を対し合わせた数値のことで50を下回ると選挙で勝てないと言われており政権の安定さを判断するために使われる指標となります。

今さらパラリンピックを有観客でといっても遅きに失したと言わざるを得ません。

オリンピックまで政局となっている現状においても支持できる政党が不安定なのは2008年の悪夢の再来とならなければ良いと願いつつ日本のアスリートが命を削って磨いてきた競技スキルで日本の混沌とした現状を吹き飛ばせるような活躍を期待しております。

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