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教科書検定における文科省の職権乱用による危険性

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こんにちは、ENGかぴです。

日本の教科書が危機に瀕しています。「教科書検定」という文科省の職権乱用によって歴史教育が歪められようとしています。「よい教科書をつくる」趣旨で始まった制度が特定の教科書を排除するために利用されてしまうことの危険性について記事にしました。

日本の歴史を中学高校と習ってきましたが、ひたすら暗記させられ面白みのない教育となっています。エビデンス(証拠)があり否定されていう事項についても教科書には復帰記載されることに決まるなど教育で証拠に基づかないことを教えられる子供たちは被害者とも言えます。

文科省の職権乱用の危険性

教科書検定をご存知でしょうか。憲法に定められた言論・表現の自由を重んじる一方、教育的配慮を行って極端な表現に対して文科省が意見できる制度です。この制度を職権乱用によって文科省が一方的に特定の教科書に対して排除しようとする意図が見えることは、言論弾圧の危険性があると考えています。

特定の教科書に対しての嫌がらせ

「新しい歴史教科書をつくる会」の教科書を発行してきた自由社が2016年度の新学習指導要領に基づいて執筆編集した教科書において「不合格」が通告されています。

「不合格」になることはあってもよいと思いますが、その経緯が危険であると言わざるを得ません。明らかに自由社の教科書に対して学習指導要領を乱用して一発不合格を通告していることです。

通常であれば「仮の不合格」で70日以内に再申請することが可能となっているのですが、「20日以内に反論書を提出できます」と通知されているようです。反論書ということは、不合格が前提で反論できるということであり事実上の一発不合格となっています。

2016年の検定制度の改正

教科書検定には検定意見に対して以下の通知のルートがあります。

  1. 留保
  2. 不合格
  3. 一発不合格(2016年の改定で追加)

留保は検定意見が一つ以上あるが対象の教科書のページ数に満たない場合に通知されます。不合格(いったん不合格)は検定意見の数が教科書のページ数以上である場合に通知されます。

一発不合格は教科書の欠陥箇所が「1ページあたり1.2箇所以上」ある場合に通知されます。改正前は欠陥箇所があっても復活することができたようですが、改正により可能性はなくなったようです。

自由社の歴史教科書を例に挙げると全体で314ページあります。313件までなら「留保」で通常の検定となります。314件に達すると「不合格(いったん不合格)」になり、314×1.2= 376.8になるので376件までは「70日以内再申請」が通知されます。

377件を超えると「一発不合格」となってしまいます。自由社の教科書は405件意見が付いたことによって「一発不合格」となったようです。

自由社の教科書は2021年3月30日に再申請によって合格となり令和3年中の採択を目指すようです。

2021年4月27日には不適切表現について閣議決定がなされ「従軍慰安婦」や「強制連行」「強制労働」が不適切であることが決まりました。史実に基づいたエビデンスによって不適切であると閣議決定されたことは素晴らしいことだと感じています。

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検定意見の不可思議

特定の教科書を排除する意思をもって欠陥箇所を水増ししていると指摘している論説委員もいるほどです。「新しい歴史教科書をつくる会」の視点になりますが、検定意見のうち3つの例を代表してあげます。

疑問点のコメントは私が感じたことを書いています。

教科書の記述:「聖徳太子は、内政でも外交でも、八世紀に完成する古代律令国家建設の方向を示した指導者でした」

検定意見:「生徒にとって理解しがたい表現である」

疑問点:実際に学生に聞いたのでしょうか。少なくても私には何が理解しがたいのか分かりません。

教科書の記述:坂本龍馬について「土佐藩を通じて徳川慶喜に大政奉還をはたらきかけたともいわれています」

検定意見:「生徒が誤解するおそれのある表現である」

疑問点:歴史の話なので議論もあるかもしれませんが、実際には坂本龍馬の書簡が資料として残っており日経新聞でも記載されたことのある史実です。生徒がどのように誤解するおそれがあるのか、私には理解できません。

教科書の記述:創始改名について「日本風の氏を強制することはありませんでした」

検定意見:「生徒が誤解するおそれがある表現である」

疑問点:創氏改名は強制でなかったことは史実として定着していることです。

これらの例をみても無理やりにでも欠陥箇所を水増ししていると評されてもおかしくはないと感じます。こられの一例は教科書検定の問題点について発信されている方々による指摘点をまとめたものです。検定意見については「教科書抹殺」に詳細が説明されています。

教科書検定の目的は本来「良い教科書をつくる」ことであったはずなのに気づけば気に入らない言論に対して排除できる制度になっていることは危険であると感じます。

うその歴史が教えられることの被害者は国民

うその歴史でも外国に伝われば真実になってしまいます。アメリカに留学していた邦人が慰安婦問題で真実を知らない外国人に日本人が酷い国民だと決めつけて嫌がらせ行為をされることなどが発生しています。

それは嘘の歴史である」と説明しても教科書や新聞で書いてあることや日本政府が反論していないことから真実であるかのようにとらえられてしまいます。

慰安婦問題については朝日新聞社が間違った報道であったことを認め謝罪をしています。しかし、一度流布されてしまうと間違いを修正しようとしても簡単には正確な情報は伝わりません。

南京大虐殺や慰安婦問題や徴用工問題については歴史資料(日本だけでなく韓国やアメリカを含む)を読み解けば捏造であることは分かっているのにもかかわらず間違った認識を流布に与しているのが日本の政府機関であることが危険であると言わざるを得ません。

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歴史の改ざんに与する教科書検定

日本の教育も教科書検定によって歪められていくとしたら韓国の日本に対する反日教育について文句を言えないと言えないと思います。韓国の反日教育も日本の教科書検定に代表されるように日本の自虐史観を利用されているものも多くあります。

ユーチューバーWWUKの書籍を読んで日韓関係について感じたこと

ユーチューバーのWWUK氏は、韓国人が歴史と向きあうことが大切だと言っています。日本人も自国の歴史の史実に向き合い、捏造された歴史が流布されないように正しい歴史を教え伝えていくことが必要なのだと感じます。

教科書検定のように自虐史観によって史実が排除され「近隣諸国条項」を追加して中国や韓国が主張している捏造の歴史に与するようになっており外圧検定であると言わざる得ません。

南京大虐殺や慰安婦や徴用工に関する記述も「近隣諸国条項」に含まれているためあたかも史実であったかのように教科書に載ること自体がどこの国の検定員なのかといいたくもなります。

歴史に向き合うどころか捏造された歴史を教科書検定にパスした教科書から学ぶことになる一番の被害者は国民であると思います。

関連リンク

下記リンクでは、日本の教育では知りえなかった天皇の男系継承の意味についてまとめています。興味があればご覧ください。

日本の教育で知りえない天皇の男系継承の意味と女系天皇の危うさ

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最後まで、読んでいただきありがとうございました。

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